$ 0 0 May 26, 2016 | Travel, Architecture | Window On The World | photo_Port Authority of New York / New Jersey text_Mika Yoshida & David G. Imber 待望の〈ワールドトレードセンター交通ハブ〉がついにオープン。面積ではペン駅、グランドセントラル駅に続きNYで3番目に大きな交通センターだ。 天を翔る駅。長さ約107M、中央ホールの高さは111M。左には槇文彦の4WTCが。 地下鉄11路線やパストレインなどを結び、商業施設やワールドトレードセンター敷地内のビル群〈9/11メモリアル〉にも接続する。〈オキュルス〉と呼ばれる白い建物は、サンティアゴ・カラトラバの設計。建設には、NY史上最も大きなクレーン2台が使われた。 オキュルスとは「目」、そしてドーム型天井の「開口部」も意味する。屋根の中央を縦に走るガラスの内側から、1ワールドトレードセンターがまっすぐ見える。 ダウンタウン再開発の心臓部。 1日20万人もの人々が往来するこの交通の要所がオープンで軽やかな空間となるようにとの思いを込め、内部は自然光がふんだんで明るく、外観も空へ舞い上がる翼を思わせるデザインに。今後レストランやショップも続々と新設予定。人の流れを変える、一大ランドマークの誕生だ。 カラトラバは「自分の母親でも迷わないわかりやすい駅」を目指したという。 〈The World Trade Center Transportation Hub〉 EトレインなどでWorld Trade Center駅下車。オキュルスにはChurch St.側、Greenwich St.側のどちらからでも入ることができる。