June 16, 2021 | Architecture, Travel | casabrutus.com
〈京都市京セラ美術館〉の開館1周年を記念し、『モダン建築の京都』展が9月25日~12月26日まで開催される。近代建築の宝庫とも言える京都のモダン建築を400点以上の貴重な資料とともに紹介する大規模展示だ。
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京都を代表するモダン建築の一つ〈京都市京セラ美術館〉にて、同館初となる大規模建築展『モダン建築の京都』が9月25日〜12月26日に開催される。京都は日本近代化の縮図としても興味深い街。明治時代、東京への遷都を機に衰退後、教育や先端技術、文化や観光などにおける先駆的な都市として発展した。同時に数々の名建築が生まれたが、幸運にも明治以降に建てられた「モダン建築」の多くが現存している。まさに街が「生きた建築博物館」と言っても過言ではない。
本展では1872(明治元)年から1970年代初頭までに竣工した現存する京都の建築を「モダン建築の京都100」として選出し、そのうち36のプロジェクトを紹介する。この選ばれたリストをもとに京都を巡るのも楽しそうだ。
さらに400点以上の貴重な資料も公開され、重要文化財を含む原図面や模型、家具を細部まで鑑賞できる。展示と同時開催で建物探訪や街歩きの体験ツアーも企画されているので、詳細は公式サイトにて確認を。古建築と庭園だけではない、京都の新たな魅力に触れる絶好の機会だ。
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