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2019年のベストバイは《iPhone 11》シリーズでした!

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December 30, 2019 | Design, Architecture | casabrutus.com

今年9月にリリースされたアップルの《iPhone 11 Pro》と《iPhone 11》。実際に約3か月間使いこんで、これは素晴らしい! と思った、本当のおすすめポイントのみを11にまとめてお届け。年末年始のベストショットを残すのにオススメです。

01:カメラがすごいです。

左/《iPhone 11 Pro Max》ミッドナイトグリーン。右/《iPhone 11》ホワイト。

今年のiPhoneでとにかく注目すべきは、カメラ。プレミアムモデルの《iPhone 11 Pro》と《iPhone 11》共に超広角カメラが搭載されました。超広角モードでは120°視野角(ƒ/2.4)という極めてワイドな写真を撮影することができます。これによって、徐々に世界中のインスタグラム写真がグーンと広角になっているではないでしょうか? カーサの読者なら、世界各国の名建築を巡礼するときやインテリアの写真を美しく撮りたいときに、マストな機能です。

同じく9月に開業した〈The Okura Tokyo〉のロビーを《iPhone 11 Pro》超広角で撮影。超広角カメラは、名建築を撮影するのにピッタリ。

また、超広角カメラは一度に大量の空間情報を画像や映像としてiPhoneに取り込むことができるので、ごく近い将来にリリースが予想されているAR機能のための布石に思えました。この新型iPhoneが十分に普及したころには、あっと驚くようなARアプリやサービスが出てくるのでしょうか。

02:Proには望遠あり。

《iPhone 11 Pro》には、望遠レンズ(f2.0、焦点距離52mm)が搭載されています。なんと、合計3眼カメラ。かなり寄った画を撮影することができるので、同じ場所から超広角+広角+望遠の3カットを一気に撮影すれば(上の作例写真)、被写体を十分な情報量と表現で撮影することができます。

《iPhone 11 Pro》の3眼カメラ。カメラまわりのデザインのディテールにも注目。本体の仕上げと異なる、ツヤのあるガラスで3つのカメラをまとめていて、エレガントです。

03:納得の美しい仕上げ。

《iPhone 11》。

仕上げのこだわりっぷりも尋常ではありません! 背面のガラスはさらに硬く、いよいよ保護ケースを使わなくても傷がつかないのでは?と思ったほどです。カメラ部のまとまりあるデザインは、1枚のガラスを切削して表現したもの。本体とカメラ部で艶ありガラス、艶消しガラスと仕上げに変化をつけています。

04:Proのディスプレイ画質に注目。

打ち合わせなどでカメラロールの写真を見せたときに《iPhone 11 Pro》のディスプレイの美しさに驚かれました。「このiPhone、画面が超綺麗ですね」と、この3か月間に何度もあったやりとり。アップルの主張通り「iPhone史上、最も明るくて最もシャープ」なディスプレイであることは間違い無いです。最先端のOLEDが採用されています。コントラストも極めて高く、Netflixで映画を見れば、黒の引き締まり方やハイキーなシーンまで、豊かな表現力を感じました。映画鑑賞のディスプレイとして、もう普及価格帯の大画面テレビは超越したな、と思いました。

05:iPhoneの文字が消えた!

背面からは遂に「iPhone」の文字が消え去りました。極めてシンプルにロゴ1点がどーん。これが意味するのは「誰でも知ってる定番スマホ」ということなのでしょうか。2007年1月の初代モデルの発表から、世界を変えてきた小さなデバイスの大きな節目に感じました。

06:超絶なナイトモード。

日没ごろの神奈川県・葉山の海。遠くの街並みには明かりが灯っていることに注目。肉眼では岩場のディテールがここまで精緻に見えなかったので、驚きました。

夜間など低光量な場面で自動的に動作する「ナイトモード」がすごいです。搭載された賢い〈A13 Bionic チップ〉が何枚ものカットを自動的に撮影して合成、色彩の表現も驚異的に仕上げてくれます。

07:後処理で写真がより広角になる!

「写真のフレームの外側を含めて撮影」という、ちょっと変わった撮影機能がすごいんです。この機能が有効(設定>カメラからオン)になっていると、後から写真をトリミングするときに、少し広いトリミングをすることができるようになり(=撮影した時の画角よりも、実際の写真データは広い範囲を自動撮影している)、まさに魔法のカメラ。

08:自動で写真の傾き・ゆがみ補正。

左が自動補正前、右がAIによる自動補正後。上の「自動」ボタンをタップすることにより生成されます。

建築などを撮影したときに気をつけたいのが、水平垂直をきっちり表現すること。そこで欠かせないのが撮影後の傾き調整。今までは、別のアプリを起動して調整することが多かったのですが《iPhone 11》シリーズでは、「自動」ボタンのワンタップであっという間の水平だし。AIによる自動補正だそうで、もうこれは手放せません。

09:ポートレートモードがペット対応。

今までは人物写真が前提だった「ポートレートモード」がペットにも対応しました。地味ながら、とっても使える機能です。猫さまやわんこ写真がアーティスティックに!

10:オーディオが進化。

ビジュアルだけでなく、オーディオへのこだわりも見逃せません。ソフトウエアで強化された「空間オーディオ」技術によって、音が左右に動いたり、かなりの臨場感を味わえました。もはや、スマホとは思えない領域です。Dolby Atmos対応。

11:爆速の〈Face ID〉。

毎日、何十回も使うロック解除。誰もが体感できるような、1段上のスピード感を実現しています。まさに爆速です!


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