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「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展

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June 11, 2017 | Art, Architecture, Design | a wall newspaper | photo_Wolfgang Volz, Georges Rousse, Lionel Pagés text_Naoko Aono

長い時間と労力をかけ、常識では考えられない壮大なスケールの作品を制作するアーティストや建築家たち。『「そこまでやるか」壮大なプロジェクト展』は8組の作家の作品とそのプロセスを追う展覧会だ。

《フローティング・ピアーズ》、イタリア・イセオ湖、2014-16のクリスト。

クリストとジャンヌ=クロードの《フローティング・ピアーズ》は長さ約2.5kmの仮設の桟橋。昨年、イタリアの湖に2週間だけ出現し、100万人の人々が水上散歩を楽しんだ。ジョルジュ・ルースの作品は薄い木の板を組み合わせ、ある一点から見たときだけ完全な円になるインスタレーション。西野達はギャラリー内にいかにも日本らしい宿泊施設であるカプセルホテルを作る。その他、石上純也や淺井裕介ら、作品に尋常ではないエネルギーを注ぎ込む作家たちが参加する。

彼らの情熱がどこからくるのか、彼ら自身の答えは様々だけれど、その熱意は経済効率などとは違う価値観を提示してくれる。今、この時代だからこそ必要なプロジェクトだ。

ダニ・カラヴァン《大都市軸》(1980年〜)。

〈21_21 DESIGN SIGHT〉

東京都港区赤坂9-7-6
東京ミッドタウンミッドタウン・ガーデン TEL 03 3475 2121。6月23日〜10月1日。10時〜19時。火曜休。1,100円。公式サイト

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