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柴田文江がデザインした「これさえあれば」の万能三徳〈タダフサ〉【今日の逸品】

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November 13, 2024 | Design | 今日の逸品 | casabrutus.com『よく切れて美しい。料理が美味しくなる包丁10選。』より

カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。

〈庖丁工房タダフサ〉の包丁

〈庖丁工房タダフサ〉は、新潟県三条市の〈タダフサ〉が、「これがあれば充分」というコンセプトで「基本の3本、次の1本」を提案するブランド。デザインは柴田文江。「基本の3本」より《万能170mm三徳》。刃渡り17cm 12,100円。●タダフサ TEL 0256 32 2184。
左3つが「基本の3本」。左から、パン好きたちが絶賛する《パン切り》。刃渡り23cm 12,650円、《万能170mm三徳》12,100円、《万能125mmペティ》刃渡り12.5cm 9,900円。右2つは、料理の腕が上がったら持ちたい「次の1本」より。左/《刺身》刃渡り21cm 15,950円、右/《小出刃105mm》刃渡り10.5cm 12,100円。
ハンドルは〈タダフサ〉が特許を取得した抗菌炭化木。木を炉の中で燻製状態にして炭の一歩手前の状態にしたもので、菌が繁殖しづらいのが特徴。木材の質感も残るので手にやさしい。
まな板も抗菌炭化木。抗菌性に優れ、化学処理・化学塗料・樹脂加工を一切使っていないため、廃棄後も環境汚染の心配がない。木目や風合いは一枚一枚異なる。《抗菌炭化木まな板》M W38×D21×H2.8cm 7,700円。

「本格的な鋼の包丁で料理したい」と「毎日気軽に使いたい」。その両方を叶えるのが〈庖丁工房タダフサ〉の包丁。新潟県三条市で1948(昭和23)年に創業した〈タダフサ〉によるブランドだ。2012年にデビューして10年間、料理好きはもちろん、料理に興味を持ち始めた若い世代にも支持されている。

特長は、家庭用にはこれさえあれば充分という「基本の3本」を提案していること。それが “パン切り包丁、三徳包丁、ペティナイフ“ というのもなるほど今っぽい。先端の波刃と切れ味鋭い直線刃でパンがスッとなめらかに切れる「パン切り」と、野菜や肉から小魚をさばく時まで万能な「三徳」「ペティナイフ」。研磨職人の手仕事で、薄く、軽く、鋭く仕上げている。

さらに、基本を使いこなせるようになったら買い足したい「次の1本」も4種類揃って全7本。デザインは、自身も料理好きで、土鍋などキッチンアイテムもデザインしている柴田文江である。包丁のハンドルはクリの抗菌炭化木。手にやさしい天然木なのに腐りにくくて衛生的なのがうれしい。

公式サイト


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