August 31, 2024 | Culture, Architecture | casabrutus.com
各界の偉人たちの名言を日替わりで紹介する人気企画【本と名言365】から、「建築家」による珠玉の言葉をピックアップ!
●建築は、人間と同様、遅かれ早かれ滅びるものですが、残された思考の形式は滅びません。(槇文彦)

丹下健三やホセ・ルイ・セルトらの意思を継ぎ、日本のモダニズム建築を牽引してきた槇文彦。都市と建築の繋がりを観察することで、ヒルサイドテラスなど地域コミュニティを生み出してきた巨匠が見つけた「滅びない建築」とは。
●一切を賭けてのあそびである。そんなあそびを私はすすめたい(吉阪隆正)

戦後日本にモダニズムの思想を紹介し、自ら実践した建築家・吉阪隆正。ル・コルビュジェに師事し、素材としてのコンクリートの可能性にいち早く着目した独創的な建築を手がける一方、登山家や文明評論家としての一面も持つ。既存の枠に捉われない吉阪のすすめる「あそび」とは?
●孤独とともにあるときにのみ、人は自分自身を見いだすことができます。(ルイス・バラガン)

喧騒の街の中でも一際目立つ色と光のエネルギーに溢れたルイス・バラガンの建築。彼の作品には人を穏やかな気持ちにさせる不思議な力があります。彼が建築を通して目指したのは何だったのでしょうか。プリツカー賞受賞講演で述べたバラガンの言葉から紐解きます。