March 14, 2024 | Fashion, Design | a wall newspaper
スウェーデン国立美術館で始まった『DESIGN = MEMORY』展。皆川 明の記憶が紡ぐ、ファンタジックな空想の世界へ!
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北欧ブランドやデザイナーとのコラボレーションも多く、北欧との強い結びつきを持つミナ ペルホネン。その初となるスウェーデンでの展覧会『DESIGN = MEMORY』展が開催。2019年より、日本、そしてアジアを巡回している『つづく』展とは別のコンセプトで、北欧との関連性にもフォーカスを当てた展示となった。皆川さんがストックホルムを初めて旅したのが、19歳。生活のデザインに触れ、その寿命の長さに感激したという。今回の会場であるスウェーデン国立美術館にも訪れた。
「自分がやるファッションは、短いサイクルで作られ消費されていくものではなく、北欧で見た建築やデザインのように長い命を持つものにしたいと思ったんです」
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展示の核となるのは、デザインから生まれる感情と記憶、そこからアイデアが生まれ、またデザインになるという循環。原画やテキスタイル、アーカイブなど、テーマを設定した各部屋を巡ることで、ブランドが大切にする哲学が自然とわかる構成だ。
また、スウェーデンを代表するデザイナー、インゲヤード・ローマンとの最新作も登場。彼女の原画を元に制作したテキスタイルが、ドレスやクッションになった。
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「彼女の中に眠っているテキスタイルの可能性を一緒に探りました。素晴らしいクリエイターの創造力というのは、どんな素材と出会っても発揮されるものだと思います」
洋服はそこに着たときの記憶が重なることに価値があるという皆川さん。さらに「デザインの力によって人が物を手放さなければ物は世界に留まることができ、再生のエネルギーすら使わずに本当のサステナビリティが叶う」と語る。
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来年30周年を迎えるミナ ペルホネンが描く未来とは? ものづくりの形を北欧から問いかける。
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