February 14, 2022 | Architecture, Art, Design | window on the world
1983年の基本構想の発表以来、約40年の歳月を経て〈大阪中之島美術館〉がついに開館。
![](http://casabrutus.com/wp-content/uploads/2022/02/0205nakanoshima05_1104.jpg)
コンペで選ばれた遠藤克彦が設計を担当した。「都市の中で埋没しないように」という意図から、黒いプレキャストコンクリート板で覆われた外観を採用。対して、内部は複雑な空間構成になっている。核となるのが、フランス語で通路を意味する「パッサージュ」。この自由な空間を、吹き抜けを介して立体的に配置することで、建物の内外に回遊性を持たせている。
![](http://casabrutus.com/wp-content/uploads/2022/02/0205nakanoshima04_1104.jpg)
5階建ての館内は、1・2階が誰でも自由に立ち入ることのできるパブリックスペースで、4・5階が展示室。「中之島の街が内部まで続いているような建築にしたかった」という遠藤の言葉通り、人々が自由に行き交い、アートを体感できる美術館が完成した。
![](http://casabrutus.com/wp-content/uploads/2022/02/0205nakanoshima02_1104.jpg)
関連記事:〈大阪中之島美術館〉の建築空間をいち早く体験。
関連記事:2022年2月2日〈大阪中之島美術館〉開館。美術とデザインを核とした約400点のコレクション展で幕開け。