December 12, 2021 | Architecture, Art | window on the world
ビクトリア・ハーバーに完成した〈M+〉は、アジア最大を謳うグローバルな現代美術館だ。
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33室ものギャラリーに、シアターが3か所、メディアテークやリサーチセンターほか様々な施設が計18階の建物に収まっている。テートモダンやMoMAに匹敵する規模を誇る同館を設計したのは、ヘルツォーク&ド・ムーロン。建物の特徴の一つが、マルチメディア用の巨大展示空間である地下の「ファウンドスペース」。工事中、敷地の地下から出現した電車用トンネルを「掘り出し」、その構造を逆に強調することでアトリウム全体のいわばテーマとした。
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同館ではアジア諸国はもちろん、米国や欧州、日本からやってきたアート/デザインコレクションから約1,500点を展示する。中でも英国人アーティスト、アントニー・ゴームリーの《アジアン・フィールド》に熱い注目が集まる。
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