October 15, 2019 | Architecture, Design | window on the world
日本のモダニズム建築を代表するホテルとして、国内外を問わず多くの著名人に愛された〈ホテルオークラ東京〉。4年にわたる建て替えを経て、9月12日に〈The Okura Tokyo〉として、遂にリニューアルオープン!

本館を設計した父・谷口吉郎のレガシーを引き継ぎつつ、現代に適う空間へと設計したのは谷口吉生。ホテルの顔としてゲストを迎えていた本館のロビーを、完全復元し進化させた。

「オークラ・ランターン」と呼ばれた切子玉型の照明や、梅の花をモチーフにしたテーブル・椅子なども見事に再現されている。その一方でメザニン(中2階)へと至る階段や、新装された日本料理店〈山里〉など、谷口吉生の手によって新たに生まれた空間も。伝統をしっかりと守りつつ、新たな意匠が吹き込まれた〈The Okura Tokyo〉で、日本のモダニズムデザインの現在と未来を味わいたい。

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