March 11, 2019 | Architecture, Art | casabrutus.com
新素材研究所/杉本博司+榊田倫之が手がけるゲストハウス〈和心〉の落成を記念し、〈清春芸術村〉の〈光の美術館〉にて、版画作品《陰翳礼讃》などの展示を行う。
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山梨県北杜市長坂町に所在する〈清春芸術村〉は、廃校になった〈清春小学校〉の跡地に建てられた文化複合施設だ。桜の名所としても知られる、その〈清春芸術村〉に、現代美術作家の杉本博司と建築家の榊田倫之が率いる〈新素材研究所〉が設計した、ゲストハウス〈和心〉が完成した。その落成を記念し、「杉本博司|清春芸術村ゲストハウス〈和心〉落成記念展」を実施。〈清春芸術村〉の中央に位置する、安藤忠雄設計による〈光の美術館〉に、これまで見る機会の少なかった版画作品《陰翳礼讃》や《松林図》、版画を掛け軸に仕立てた《華厳の滝》《海景》などを展示する。
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一切の人工照明を排した〈光の美術館〉に春の光が柔らかに射し込むなか、建築、そして、版画作品の美しい調和を堪能したい。
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なお、ゲストハウス〈和心〉には、公益財団法人〈清春白樺美術館〉に一定額の寄付をすれば、宿泊が可能。見学に関しては、〈清春芸術村〉のサポーター会員ならび同財団主宰の見学ツアーも実施している。