$ 0 0 June 16, 2016 | Fashion, Architecture | casabrutus.com | text_Jun Ishida 昨年、カーサ ブルータスとともに〈ホテルオークラ東京〉を始めとする日本のモダニズム建築の価値を再評価するプロジェクトを行ったボッテガ・ヴェネタのトーマス・マイヤー。約1年半ぶりに来日し、同ブランドのクリエイティブ・ディレクター就任15周年を祝うパーティが東京で行われた。 会場となったのは、天王洲に完成したばかりの寺田倉庫内水上施設「Waterline Ⅱ」(上写真)。隈研吾が監修をつとめるこの施設は、ルーフトップ部分に白い帆を張るなど船を模したデザインが特徴的だ。2020年のオリンピックに向けて東京の新しい玄関となるべく開発の進む天王洲エリアにふさわしい建物である。 クリエイティブ・ディレクター、トーマス・マイヤーと建築家の田根剛、建築家の長坂常。 インティメートな時間を楽しんでもらいたい、と小規模で行われたパーティーには、田根剛や長坂常ら注目の若手建築家も招かれるなど、会場のセレクションのみならず内容も建築好きのトーマスらしい趣向が反映されるものとなった。「建築×ファッション」の分野をリードするトーマス・マイヤーが、次にどんなメッセージを発するのか、ますます見逃せない。 2016年秋冬コレクションのニットドレスを着た女優の長谷川京子。 2016年春夏コレクションのドレスを着た女優で歌手の柴咲コウ。