November 15, 2018 | Travel, Architecture, Design | a wall newspaper
ミニマルでコンビニエントな宿泊施設〈マスタードホテル〉。野村訓市と小笠原賢門が考える”渋谷のホテル”とは?
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再開発に沸く渋谷。地下化した東横線の上に、“渋谷に泊まる”を究極まで突き詰めたバジェットホテル、〈マスタードホテル〉が誕生した。このホテルを含む渋谷ブリッジ全体の外装ディレクションをTRIPSTERが行った。海外をアクティブに旅してきた野村訓市の経験が生きている。
「よくNYに行くんですが、滞在中はあれもしたいこれもしたいで、ホテルにはほとんどいないんです。渋谷を訪れた人も、きっと街でいろんなことがしたいはず。だったらシンプルだけど24時間出入り自由で、ハブみたいな場所にしようと」。設備は限りなくミニマルに。個室もドミトリーも、ベッドの他にロッカーやテーブルがある程度だ。
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「アメニティも必要最低限。こだわるのも大事ですが、その土俵には立たないと決めました」と小笠原賢門。何もかも簡素だが、外で激しく遊ぶからこそ、ホテルでは完全にオフになれるよう配慮した。コンビニのように明るい廊下でクールダウンしたら、遮光カーテンを閉めて寝るだけ。ニュートラルになれる時間が大切、と野村は言う。「部屋では余計なものを見なくていい。それよりも旅先で体験したことや聞いたことを、忘れずに自分の国に持って帰ってほしいんです」
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