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TRIPSTERが手がけたホテルが渋谷にオープン!

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November 15, 2018 | Travel, Architecture, Design | a wall newspaper

ミニマルでコンビニエントな宿泊施設〈マスタードホテル〉。野村訓市と小笠原賢門が考える”渋谷のホテル”とは?

右/小笠原賢門 おがさわらまさと 1973年東京都生まれ。2004年に野村訓市、山田航と〈TRIPSTER〉を設立。アパレル、飲食店など、様々な店鋪設計やデザインを手がける。 左/野村訓市 のむらくんいち 1973年東京都生まれ。様々な媒体で執筆。店舗プロデュースも。J-WAVE『antenna* TRAVELLING WITHOUT MOVING』(日曜20時〜)放送中。

再開発に沸く渋谷。地下化した東横線の上に、“渋谷に泊まる”を究極まで突き詰めたバジェットホテル、〈マスタードホテル〉が誕生した。このホテルを含む渋谷ブリッジ全体の外装ディレクションをTRIPSTERが行った。海外をアクティブに旅してきた野村訓市の経験が生きている。

「よくNYに行くんですが、滞在中はあれもしたいこれもしたいで、ホテルにはほとんどいないんです。渋谷を訪れた人も、きっと街でいろんなことがしたいはず。だったらシンプルだけど24時間出入り自由で、ハブみたいな場所にしようと」。設備は限りなくミニマルに。個室もドミトリーも、ベッドの他にロッカーやテーブルがある程度だ。

タイル壁にはNYの地下鉄で使われている立ち入り禁止区域を示す斜線を。深い赤は東急電鉄のコーポレートカラーへのオマージュ。

「アメニティも必要最低限。こだわるのも大事ですが、その土俵には立たないと決めました」と小笠原賢門。何もかも簡素だが、外で激しく遊ぶからこそ、ホテルでは完全にオフになれるよう配慮した。コンビニのように明るい廊下でクールダウンしたら、遮光カーテンを閉めて寝るだけ。ニュートラルになれる時間が大切、と野村は言う。「部屋では余計なものを見なくていい。それよりも旅先で体験したことや聞いたことを、忘れずに自分の国に持って帰ってほしいんです」

内装や家具にはサイズや素材を印字。デザインとしても楽しめる。

マスタードホテル

〈渋谷ブリッジ〉内にオープン。全76室(個室70室、ドミトリー6室)。東京都渋谷区東1-29-3 TEL 03 6459 2842。チェックイン14時〜、チェックアウト10時。宿泊4,200円〜。

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