October 18, 2018 | Architecture | casabrutus.com | Text_Housekeeper
「未来の記憶 Archaeology of the Future」と題した田根剛初となる個展が、〈TOTOギャラリー・間〉と〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で同時開催される。
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『Casa BRUTUS』創刊20周年記念号(2018年10月号)の表紙を飾った斎藤太一邸を設計した建築家をご存知だろうか。彼こそ、フランスを拠点に活動し、20代の若さにしてドレル・ゴッドメ・田根名義で〈エストニア国立博物館〉の国際設計競技に勝利するなど、現在注目を集める日本人建築家の一人、田根剛だ。
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〈東京オペラシティ アートギャラリー〉と〈TOTOギャラリー・間〉それぞれで開催される今回の個展は「未来の記憶 Archaeology of the Future」を共通のテーマとする。
〈東京オペラシティ アートギャラリー〉では「Digging & Building」と題して場所をめぐる記憶を発掘し、掘り下げて飛躍させる手法と、そこから生み出された〈エストニア国立博物館〉や〈古墳スタジアム〉といった代表作や最新プロジェクトを大型模型や映像で展示する。一方、〈TOTOギャラリー・間〉では「Serch & Reserch」と題し、建築における思考と考察のプロセスを可視化した展示が行われる。
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「記憶は現在を動かし、未来をつくる」田根が信念としているこの考え方を体感的に知る上で、必見の展示だ。