July 24, 2018 | Design, Architecture | casabrutus.com | text_Yusuke Fukui
アルネ・ヤコブセンが1952年にデザインした《AJ52 ソサイエティ・テーブル》。今まであまり知られていなかったモダンデザインの名作がカール・ハンセン&サンより復刻された。
![](http://casabrutus.com/wp-content/uploads/2018/07/0724jacobson07_666.jpg)
1952年、デンマークの建築家・デザイナー、アルネ・ヤコブセンがデザインし、わずか数台が制作された《AJ52 ソサイエティ・テーブル》。機能性を追求したシンプルで印象的なフォルムの美しさに現代でも名作との呼び声が高いこのテーブルが、カール・ハンセン&サン社の名作コレクションに加わることとなった。
《AJ52 ソサイエティ・テーブル》は、無垢の木材、突板、スチール、皮革といった素材で構成されている。テーブルクロスのように皮革を張り付けた天板、それを支えるスチールパイプ製の脚、そして印象的な吊り下げ式の引き出しユニットが、軽やかな印象を創り出す。脚先に施された無垢材の意匠もエレガントで美しい。斬新で印象的な外観と、無駄のない高い機能性を両立させた、ヤコブセンらしさが光るデザインだ。