October 30, 2017 | Design, Architecture | casabrutus.com | text_Hisashi Ikai
ル・コルビュジエとともに、インドのチャンディーガル都市計画に参加したピエール・ジャンヌレの軌跡を追う。
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ル・コルビュジエの従兄弟であり、事務所をともに運営する良きパートナーであったピエール・ジャンヌレ。偉大なる巨匠の影に隠れ、光が当たることは少ないが、その業績は目覚しいものがある。
彼がもっとも重要な役割を果たしたプロジェクトの一つが、1950年代初頭、ル・コルビュジエとともに手がけたインド北部の街、チャンディーガルの新都市計画だろう。ジャンヌレは、現地監督として10年以上にわたり滞在。多くの作品をインドに残した。
そのチャンディーガルのプロジェクトを通じてつくられた貴重な家具コレクションの特別展示が東京で行われる。同展では、インド工芸の特徴と近代ヨーロッパデザインの革新性が融合した椅子13脚とテーブル2台を展示。ジャンヌレが現地で過ごした邸宅の一室の再現にも取り組む。展示作品は購入することも購入することも可能だ。