March 1, 2016 | Architecture | Window On The World | photo_©Hufton + Crow text_Naoko Aono
うずまくエネルギーの流れがそのまま建築になったような駅が完成。
アーネムはオランダ東部、ドイツ国境にも近い都市。UNスタジオはここで戦後最大級の再開発プロジェクトを手がける。この駅舎は1996年にUNスタジオがコンペ優勝、2006年に着工し、10年がかりで完成した。
オランダのUNスタジオが手がける、アーネムのマスタープランの中核となる施設だ。オランダ国内やドイツとの鉄道便の増加に備えた駅の機能のほかバスターミナルや駐輪場、ショップ、レストラン、会議センターなどが入る。白い複雑な曲面を光が滑り降り、反射する様子は実にスペクタクル。街の表情を変える建築だ。
〈Arnhem Central - Transfer Hall〉
Arnhem