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【サローネ速報】〈スワロフスキー〉からホームコレクションがデビュー!

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April 16, 2016 | Design, Architecture | casabrutus.com | photo_Francesco Dolfo text_Hisashi Ikai editor_Akio Mitomi

今年から新しいラインナップとして、インテリアに彩りを加えるホームコレクション〈ATELIER SWAROVSKI HOME〉を発表した〈スワロフスキー〉。クリスタルの新しい魅力と可能性を引き出すべく、才能あふれる世界のデザイナーと協働しながら、ラグジュアリーなアイテムの数々を揃えた。

ブランドの代名詞でもあるクリスタルに加え、今回は大理石、メタル、樹脂などの異素材にも積極的にトライ。異なる質感のマテリアルを重ね合わせることでクリスタルに新しい表情が生まれ、魅力がさらに際立って見える。さらに、これまでにないコンピュータ制御の機械加工技術も取り入れながら、従来にはない表現域に到達している。
ダニエル・リベスキンドのチェスセット《Architecture & the City》。
ダニエル・リベスキンドは、自身が設計したビルを駒に落とし込んだ豪華なチェスセット《Architecture & the City》をデザイン。キングはニューヨークの〈新ワールドトレードセンター〉、クリーンはミラノの北側で進行中の〈シティライフ〉、ビショップはシルバーを使ってトロントの〈エルタワー〉を、ナイトは大理石を用いたローマの〈トル・ディ・ヴァレ〉というように、駒の種別によって素材を変えているのもユニークだ。
ロウ・エッジズの《Printed》。
ロウ・エッジズは、クリスタルの表面にレーザープリントする技術を応用したセンターピースを発表。作品の底面からランダムに立ち上がる色彩豊かなパターンがレイヤー状に重なり合い、その隙間からクリスタル独自のカット技術が見え隠れしている様子は、クリスタルに新鮮さと現代的要素を加えている。
また、これまでにも何度となくスワロフスキーとコラボレーションを重ねてきた故ザハ・ハディドは、メタルとクリスタルを組み合わせたセンターピースをデザイン。自然界における結晶化を象徴的に表現したもので、製作のために今年新しく導入したばかりの切削技術を使っているという。
故ザハ・ハディドによる《CRISTA》。
そのほか、アルド・バッカー、フレドリクソン・スタラード、キム・トメ、ロン・アラッド、トマス・アロンゾ、トード・ボンチェなど、全9組のデザイナーが参加。中庭から降り注ぐ春の光がクリスタルに反射して、壁や天井に幻想的な陰影を映し出していた。

ATELIER SWAROVSKI HOME

Via Cusani 5, Milan
 〜4月17日。10時〜19時(最終日11時〜18時)。公式サイト

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