November 9, 2024 | Art, Design | casabrutus.com
カーサが注目する、週末の注目イベントをまとめてご紹介。はじまったばかりの展覧会から会期終了間近の展覧会まで、チェックしてみましょう!
●【京都】『京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初 公開されるってマジ?!』(〜2025年1月19日)
10月に京都の福田美術館で開かれる『京都の嵐山に舞い降りた奇跡!! 伊藤若冲の激レアな巻物が世界初公開されるってマジ?!』という長いタイトルの展覧会。文字通り、若冲の色鮮やかな野菜や果物が並ぶ《果蔬図巻》が初めて一般公開されます。今年一番見逃したくない展覧会です。
●【静岡】『光琳 国宝「紅白梅図屏風」×重文「風神雷神図屏風」』(〜2024年11月26日)
来る2024年11月、国宝《紅白梅図屏風》と重要文化財《風神雷神図屏風》が一堂に会する展覧会が開催。39年ぶりとなる競演を見に出かけませんか?
●(東京)『展覧会 小玉良行 小林一毅』(〜2024年11月17日)
〈かたがみ〉デザイナーの小玉良行と、グラフィックデザイナーの小林一毅による二人展が、東京・中目黒の古書店〈dessin(デッサン)〉で開催中。ポストカードに描き溜めた作品について聞きました。
●【東京】『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』(〜2024年11月10日)
社会の小さな声に耳を傾け続けてきた現代アーティスト、開発好明(かいはつよしあき)。30年以上のキャリアを持つ彼の大規模個展が、11月10日まで〈東京都現代美術館〉で開催される。個人と社会の対話を紡ぐ、そのアート哲学とは。
●【神奈川】『名作コレクション+舟越桂選』展(〜2024年12月1日)
開館55周年記念として、2024年に逝去した舟越桂が最後まで企画に携わった『舟越桂 森へいく日』展(会期終了)。その関連として、舟越桂とゆかりのある現代作家の作品を選りすぐり展示する『名作コレクション+舟越桂選』展が開催されている。現代へと続く、彫刻の展望を見ることができる機会となっている。
●【新潟】『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024』(〜2024年11月10日)
今年で25年目になる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。今回の新作も見逃せないものばかり。世界各国から里山に集まってきたアートを紹介します!
●【東京】『田名網敬一 記憶の冒険』(〜2024年11月11日)
日本を代表するアーティスト、田名網初の大規模回顧展『田名網敬一 記憶の冒険』が、11月11日まで、〈国立新美術館〉にて開催中。
●『タグチアートコレクション×弘前れんが倉庫美術館 どうやってこの世界に生まれてきたの?』(〜2025年3月9日)
かつて弘前に実在し、奈良の創作の原点にもなったロック喫茶「JAIL HOUSE 33 1/3」。〈青森県立美術館〉の展覧会『奈良美智:The Beginning Place ここから』で再現されたこのロック喫茶が展覧会終了にあたり〈弘前れんが倉庫美術館〉へ移築、常設展示が決定。“記憶が集まる倉庫“に、《A to Z Memorial Dog》に加え、ロック喫茶という奈良の青年時代の記憶が加わることになった。
●【東京】『モネ 睡蓮のとき』(〜2025年2月11日)
モネが晩年に移り住んだジヴェルニーで制作に打ち込んだ睡蓮の作品を中心とした展覧会が、東京・上野の〈国立西洋美術館〉で開催されている。楕円形の展示室では睡蓮の世界にどっぷり浸れます。
●【東京】『アレック・ソス 部屋についての部屋』(〜2025年1月19日)
2022年、日本で初めて開かれた〈神奈川県立近代美術館 葉山〉での個展に続いて、〈東京都写真美術館〉で日本の美術館では2度目となる個展を開催しているアレック・ソス。今回の個展のテーマは「部屋」だ。来日した彼に、部屋、そして写真について聞きました。
●【岐阜】『ART in MINO 土から生える2024』(〜2024年11月17日)
陶芸家の伊藤慶二や内田鋼一、桑田卓郎らが参加する日本最大級の焼物産地で、アートプロジェクト『ART in MINO 土から生える2024』がスタート。〈高田窯場跡〉や〈ギャルリ百草と百草の森〉といった焼物にまつわる場を舞台に「土」をテーマにした展示を行う。11月17日までの金・土・日・祝日の開催です。
●【静岡】『ATAMI ART GRANT 2024』(〜2024年12月1日)
海を見下ろす温泉街・熱海で11月2日からの1ヶ月間、開かれる特別なアート体験『ATAMI ART GRANT 2024』。今年もさらにパワーアップした作品が、待っています。
●【岡山】『森の芸術祭 晴れの国・岡山』(〜2024年11月24日)
『森の芸術祭 晴れの国・岡山』は岡山県北部で開かれている芸術祭。国内外のアーティストが豊かな森をイメージした作品を見せています。歴史的な街並みから鍾乳洞まで、岡山の魅力を満喫できる国際芸術祭です。
●【青森】『野良になる』(〜2024年11月17日)
「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」のメイン企画として『野良になる』展が開催中だ。「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」の共通テーマ「つらなりのはらっぱ」から浮かび上がる“人間と自然との交わり”をさらに一歩進めて、気候変動など環境について考えるためには自然を描くだけでなく、人間のあり方そのものを考え直すことも必要ではないか。展覧会タイトル「野良になる」にはそんな思いが込められている。
●【パリ】『Yasuhiro Ishimoto−Des lignes et des corps』(〜2024年11月17日)
日本の視覚文化史を変革した写真家、石元泰博の回顧展がパリのアートセンター〈ル・バル〉で開催中です。
●【石川】『発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ―』(〜2024年12月8日)
開館20周年を迎えた〈金沢21世紀美術館〉と金沢を中心とした5エリア開催されている『発酵文化芸術祭 金沢―みえないものを感じる旅へ』。アートと発酵文化をまち歩きでつなぐ、新たなスタイルの芸術祭だ。
●【東京】『T-HOUSE New Balance presents art installation“TOKYO” photo by Wing Shya"』(〜2025年1月14日)
アジアの現代写真を代表する存在ながら、軽やかに時代を超えるフォトグラファーがウィン・シャだ。彼の写真をフィーチャーした《Uni-ssentials by TDS》の特別なコレクションが、この秋登場。そして独自の視点で東京を切り取った作品によるインスタレーションが日本橋浜町のコンセプトストア〈T-HOUSE New Balance〉で開催中だ。
現代アジアを代表する写真家、ウィン・シャ。独自の視点で東京を切り取った作品によるインスタレーションが日本橋浜町のコンセプトストア〈T-HOUSE New Balance〉で開催中だ。
●【デンマーク】『Socle de Monde Art Festival 2024』(〜2024年11月24日)
ヴェネツィア・ビエンナーレを始めとして、2年あるいは3年ごとに開かれるアートイベントが世界各地で盛んな中にあって、デンマークの小さな祭典は少し特殊かもしれない。もともとは畑ばかりだったという土地に、なぜアートが芽吹いたのかを探って行くと、ひとりの起業家に辿り着いた。
●【神奈川】『フィリップ・パレーノ:この場所、あの空』(~2024年12月1日)
〈ポーラ美術館〉で大規模なインスタレーションを展開しているフィリップ・パレーノ。フランスを代表する現代アーティストの個展は周囲の環境とも呼応するものです。展覧会のため、来日したパレーノに聞きました。
●【東京】【Life in Art TOKYO ARTSCAPES 2024】(〜2024年11月24日)
〈無印良品〉と〈イデー〉の手がけるプロジェクト『Life in Art』。9月27日から11月24日まで、〈無印良品 銀座〉から有楽町・日比谷・丸の内を舞台に、日常にアートを見出す多彩なイベントを展開する。
●【石川】『心象工芸展』(~2024年12月1日)
心象とは、心の中に描き出される姿・形。「心象工芸」は作り手の心象風景が表現された作品を表す造語という。素材や技術の面から語られやすい工芸の、一歩先へと誘う仕掛けだ。
●【東京】『テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする』(〜2025年1月5日)
デザインブームの火つけ役、テレンス・コンラン卿の人物像を紐解く展覧会が〈東京ステーションギャラリー〉で開幕。
●【ソウル】『minä perhonen design journey: the circle of memory』(〜2025年2月6日)
2019年に開催された東京都現代美術館「ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく」展。各地で巡回してきた同展は、新たな要素を加えてアップデートされ、〈ミナ ペルホネン〉初の韓国での展覧会として開催。今回の展覧会で新しく生まれた《Two Horses and Travelers》や、韓国のアーティストとのコラボレーションに込められた想いとは?
●【東京】『内藤礼 生まれておいで 生きておいで』〈銀座メゾンエルメス フォーラム〉(〜2025年1月13日)
〈銀座メゾンエルメス フォーラム〉での『内藤礼 生まれておいで 生きておいで』展が開催中。9月23日まで〈東京国立博物館〉にて開催された同名の展覧会と一連の流れを持って展開しています。
●【京都】『美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-』(〜2024年11月24日)
大きな注目を集めた、あの「春画」展から8年。京都の〈細見美術館〉に再び春画が帰ってきます。日本の美術館では初公開となる葛飾北斎の幻の名品や、喜多川歌麿の1メートルもある大作、一点物となる「肉筆春画」など約70件の作品が揃います。
●【東京】『SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット』(〜2024年12月8日)
ストリートをテーマの一つに活動しているSIDE CORE。彼らは都市の表層だけでなく、その下にある見えないものにも意識を向けています。〈ワタリウム美術館〉で開かれている個展『コンクリート・プラネット』は独特の構造を持つ同館の建物を縦横無尽に使ったもの。彼らが都市に向ける眼差しとは?
●【大阪】tupera tupera『あなたも愉快な生きものだ!展』(〜2025年1月13日)
“生きているミュージアム”をキャッチフレーズにした大阪・吹田市の体験型ミュージアム〈ニフレル(NIFREL)〉で、絵本を中心に活動するユニット、tupera tupera(ツペラ ツペラ)が企画展を開催中。デザインチームのminna(ミンナ)が手がける空間デザインも、見どころのひとつです。
●【福岡】『藤本壮介展―太宰府天満宮仮殿の軌跡―』(〜2025年8月31日)
太宰府天満宮御本殿の改修中に、参拝者を迎える「仮殿」の設計を担当した建築家・藤本壮介。3年限りの藤本建築を紹介する展示が〈太宰府天満宮宝物殿〉で開催中。