May 8, 2024 | Travel, Design | LIFESTYLE HOTEL
日本各地で絶景を望めるホテルが続々オープン。窓の向こうに広がる一面の海景色。心安らぐ日本庭園。大迫力の山々。そして高層階から見下ろすシティビュー。今回は「海」「山」「庭」「街」4ジャンルの中から、眼前に山々が望める「山」編の4軒を紹介します。
■ 北海道|ニセコ〈雪ニセコ〉
2022年12月オープン。東にはその美しい円錐形から「蝦夷富士」とも呼ばれる羊蹄山、西には世界4大スキー場の一つ、ニセコアンヌプリを望む。外には大自然、ホテルの内側には手入れが行き届いた中庭と、どちらをとっても絶景が。設計はシンガポールの建築家モク・ウェイウェイ。部屋には随所に和のデザインが取り入れられた。食事は北海道産の食材を活かしたフレンチとイタリアン〈méli mélo〉やワインを中心に楽しめるラウンジバー〈Park90 ニセコ〉など全6店から選べる。
〈雪ニセコ〉北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条 2-6-9 TEL 0136 55 7882。1室29,790円〜(2名利用時)。公式サイト
■ 北海道|広尾〈Moving Inn Tokachi北の森〉
2023年4月オープン。帯広空港から車で約50分、日高山脈麓のヌビナイ川流域に広がる原生林に宿泊施設が誕生した。2万坪もの超広大な敷地に、サイトはわずか4区画のみ。キャンピングカーステイ「ネイチャースイート」、トレーラーハウス泊の「グランドスイート」が各2区画ずつ展開。後者には数寄屋建築で知られる三浦史朗監修の和風トレーラー(写真)も。すべてサウナトレーラーと薪式露天風呂が併設。料理は北海道出身のシェフ森枝幹が監修。囲炉裏を使って自分で調理を楽しめるコースも。
〈Moving Inn Tokachi北の森〉北海道広尾郡大樹町光地園44-5 TEL 0155 88 7514。全4区画。1室2食付き71,190円〜(2名利用時)。公式サイト
■ 長野|信濃〈Earthboat〉
2023年4月オープン。ミニマルな空間に、プライベートサウナが付いたトレーラーハウス。野尻湖畔に位置し、周辺には黒姫山などの山々を望む。デザインを手がけたのはロンドンを拠点に活動する建築設計事務所〈PAN-PROJECTS〉。大地を傷つけることなく設置できるトレーラーハウスという特性はもとより、国産の木材のみ使用するなど自然との調和が考え抜かれている。併設のサウナは宿泊者自身が火入れや薪くべを行うスタイル。野尻湖畔で野趣あふれる体験ができる。
〈Earthboat〉長野県上水内郡信濃町野尻379-2 TEL 026 258 2978(LAMP野尻湖)。1棟31,400円〜。最大3名まで宿泊可能。公式サイト
■ 長崎|雲仙〈界 雲仙〉
2022年11月オープン。島原半島の中央部・雲仙岳にほど近いエリアにできた、星野リゾートによる温泉旅館ブランド〈界〉。近くには水蒸気や火山ガスが湧き上がる噴気地帯・雲仙地獄が。大浴場の露天風呂では、この湯けむりを眺めながら過ごせる。また、和・華・蘭の要素が入り交じる長崎ならではの文化も随所に。客室にはステンドグラスをモチーフにしたスタンドライトなどが設えられ、夕食にはこの文化特有の卓袱料理をイメージした「宝楽盛り」などが味わえる。
〈界 雲仙〉長崎県雲仙市小浜町雲仙321 TEL TEL 050 3134 8092(界予約センター)。全51室。1名2食付き25,000円〜(2名利用時)。公式サイト