May 6, 2024 | Design | SHOP OF FAVORITISM
国籍、ジャンル、用途を問わず、チャーミングな品々を集めるオーナーの偏愛っぷりが突き抜けたショップを訪ねました。店主自身が欲しすぎて売りたくないモノも多数!? オーナーの個性豊かな審美眼が光るショップたちをご紹介します。
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「何かを流行らせたいとやったことはないですね」。そう微笑むテリー・エリスさんと北村恵子さん。1980年代からロンドンを拠点にバイヤーとして活躍してきた二人。BEAMSのレーベル〈フェニカ〉を立ち上げ、ディレクターとして、北欧デザインや日本の民藝をはじめ、世界の手仕事の魅力を広めてきた功労者なのだから、その言葉には驚く。「それより、“見すごされているけれどとてもいいもの” に光を当てたい気持ちが強いです」
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そんな二人が満を持してオープンしたのが、高円寺の商店街を少しそれた小道沿いにある〈MOGI Folk Art〉だ。奥に細長い店内は、日本の素材を多用しながら、一部はロンドンで暮らした自宅の雰囲気を再現したもの。居心地のいい空間に、国内外のさまざまなクラフトやヴィンテージが並ぶ。
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大半のクラフトは、二人がよく知る作家や生産者と丁寧に対面で話し合いを重ね、「納期も設けずに(笑)」気長に待って作り上げたもの。“本当にいいもの” に光を当てる二人の試みは、このショップでより濃密に自由に続いていく。
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