May 4, 2024 | Design | SHOP OF FAVORITISM
国籍、ジャンル、用途を問わず、チャーミングな品々を集めるオーナーの偏愛っぷりが突き抜けたショップを訪ねました。店主自身が欲しすぎて売りたくないモノも多数!? オーナーの個性豊かな審美眼が光るショップたちをご紹介します。
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歌舞伎座の裏路地に建つ、築60年になる小ぶりの4階建ての建物。各階のベランダでは植物が元気に葉を揺らし、見るからに居心地のよさそうなここが、H.P.FRANCEの創業者である村松孝尚さんがプロデュースする〈FEELSEEN〉だ。
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「心にピタッとくるものに出会ったとき、英語で “I feel seen(見透かされてる)” っていう表現をするんです。このショップはそういう場所。本当の自分の心に突き刺さるものに出会ってほしいなと」
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日本舞踊の師匠の住居兼稽古場だったという建築の風情を可能な限り残した店内。“色で暮らしを楽しむ”がテーマのカラフルな1階、アスティエ・ド・ヴィラットの器も揃う2階、天然素材のベッドリネンや服、グラスなどが並ぶ3階、そして展示ごとに雰囲気の変わっていく4階のギャラリーと、フロアごとに異なるテーマで展開する。国境や時代を横断する品揃えは、長らく世界を見渡しながら審美眼や人脈を培ってきた村松さんが背後にいるからこそ。誰にとっても、自分の “好き!” が刺激される場だ。
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