May 1, 2024 | Design | SHOP OF FAVORITISM
国籍、ジャンル、用途を問わず、チャーミングな品々を集めるオーナーの偏愛っぷりが突き抜けたショップを訪ねました。店主自身が欲しすぎて売りたくないモノも多数!? オーナーの個性豊かな審美眼が光るショップたちをご紹介します。

植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット「KIGI」と志を同じくする仲間の運営で、白金で7年間営業してきた〈OUR FAVOURITE SHOP〉が、移転オープンした〈OFS.TOKYO〉。246号線そばの静かな通り。ギャラリーとショップ、角打ちバーカウンターのある店に通りかかる人々も足を止める。

「僕らが普段手がけるグラフィックは、どうしてもエンドユーザーの反応を感じにくい面があるんです。その点ショップは、反応がとてもリアル。店をやっていなかったら出会わなかったであろう人との出会いがあったり、思わぬ仕事が生まれたり……。本業とは全く違う面白さを感じています」

今回の移転で、ギャラリーがより展示しやすい空間になったのは大きな変化。「展示にはさらに力を入れたいですね」と植原さん。ジャンルの境界を超え、アート・デザイン・工芸・ファッション・音楽など、さまざまなカルチャーを発信していくという。長くデザインの最前線にいる二人が見せてくれる世界を心待ちにしたい。