February 10, 2024 | Fashion, Architecture, Design | window on the world
「シャンゼリゼにいつかメゾンを」と願ったイヴ・サンローランの思いは、パリ・凱旋門近くのオスマン建築一棟を改装した世界最大の旗艦店として実現した。
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クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロは、モダンラグジュアリーの美意識を、店内のデザイン、アートを通し見事に表現。ケリス・ウィン・エヴァンスのネオン彫刻が迎えるエントランスは、大理石の床とむき出しのコンクリートの壁とのマッチングが新鮮だ。他にも、ドナルド・ジャッドのチェア、無骨な建築素材の露出や繊細な大理石、カーブを描く木造階段など、素材の美に迫る空間アプローチが新しいエレガンスさを醸し出す。
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大理石を展示台に、商品を貴重なオブジェに感じさせる手腕も見事。最新コレクションを含む全アイテムを揃える店内は、現代アートのミュージアムのよう。
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