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佐藤卓が14名のクリエイターと考えた『ケの美』。

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November 18, 2017 | Art, Architecture, Design | casabrutus.com | text_Housekeeper

日本人の伝統的な価値観である「ハレ」と「ケ」。グラフィックデザイナーの佐藤卓がディレクターとして、14名のクリエイターとともに「ケ」の中にある美を考えます。

イラストレーターの塩川いづみが書き下ろした展示のメインビジュアル。illustration :Izumi Shiokawa

「晴れ着」「晴れ舞台」など、特別な祝い事や特別なイベントを「ハレ」と呼ぶのに対し、普段通りの日常のことを「ケ」と呼ぶ。

銀座の〈ポーラミュージアムアネックス〉で開催中の『ケの美』展では、プロダクトデザイナーの柴田文江、建築家の隈研吾、〈ミナ ペルホネン〉の皆川明ら14組のクリエイターが、「ケ」の中にある美をそれぞれに解釈して作品を制作し、展示している。

〈ミナ ペルホネン〉のジーンズ。日常着の中にある美についても考えを巡らす。(c) mina perhonen
料理研究家の土井善晴による朝食。豪華なディナーでなく、日々の朝食に宿る美しさを考える。(c) Yoshiharu Doi

「華やかな『ハレ』も、一見退屈にさえ思える『ケ』の充実の上にこそ、特別でありがたいものと感じられるのではないでしょうか」と話すのは、今回の展示ディレクターを務めるグラフィックデザイナーの佐藤卓。

「ケ」の中に潜むささやかな美をヒントに、新たな提案を続けるクリエイターたちが、どのような作品を展示するのか、注目したい。

『オルビス30周年記念「ケの美」展』

〈ポーラミュージアムアネックス〉
中央区銀座1-7-7
ポーラ銀座ビル3階 TEL 03 5777 8600。11月17日〜12月24日。11時〜20時。会期中無休。入場無料。

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