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モダンで骨太、それでいて軽やかな鉄鍋。IH調理器やオーブンでも!【今日の逸品】

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January 6, 2025 | Design, Food | 今日の逸品 | casabrutus.com『都内アンテナショップが一押しする各地の名品グルメ10選・第2弾。』より

カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。

〈OIGEN〉の鉄鍋《クックトップ角深形》

北欧デザインにも通じるモダンな形は、金属造形家・廣瀬 愼のデザイン。白い洋皿や色付きの取り皿を合わせたら映えるはず。オーブンやIH調理器でも使える。《クックトップ角深形》W34.8×D19.5×H(蓋込み)17cm 26,400円。●及源鋳造 TEL 0197 24 2411。
鍋本体の深さは、丸ごと野菜も調理しやすい10cm。スープたっぷりの白菜鍋や海鮮鍋もじんわりおいしく仕上がる。
鉄蓋には開閉式の蒸気穴が二ヶ所。食材の旨みを閉じ込め、おいしさを長時間キープする。
肉などを焼いてから調理するのもOK。写真は使い込んで艶も味わいも増した鉄鍋の内側。

東北の厳しい寒さを乗り越え楽しむために生まれた岩手の南部鉄器。民家のいろりにかけて、ごはんを炊いたり鍋や汁ものをつくったりしていた“雑釜”が原点だ。そんな伝統を今に伝えているのが、1852年創業の〈及源鋳造〉によるブランド〈OIGEN〉。モダンで骨太で、でも軽やかさもあって、眺めているだけで気持ちがあたたかくなる佇まいだ。

ここで言う“鉄鍋”とは、高温で溶かした鉄を、砂で作った型に流してつくる鋳物鍋のこと。蓄熱性の高さと輻射熱の効果で食材のうまみや栄養をしっかり引き出すのが特徴で、IH調理器やオーブンでも使用可能。丸ごと野菜やブロック肉を柔らかく煮込んだ鍋を、アツアツのままテーブルへ運びたい。砂の粒子がつくるざらっとした鋳肌の美しさや、少しずつ油がなじんでしっとり育った時の色っぽさも〈OIGEN〉の鉄鍋の魅力なのだ。

公式サイト


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