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光の魔術師、インゴ・マウラーの最軽量照明。【今日の逸品】

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November 29, 2024 | Design | 今日の逸品 | casabrutus.com『空間を美しく演出する、ポータブルライト10選。』より

カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。

〈インゴマウラー〉の《Koyoo》

インゴマウラー 《Koyoo》62,370円。写真は紙シェード プレーンのタイプ。写真の明るさは3段階のうち1段階目のもの。ほのかな光も繊細に表現。サイズ:W10cn × H34cm、重さ:0.1kg、素材:アルミ、ステンレス、ランプシェードの紙は3種類。3.5時間でフル充電。100%の明るさで5時間、80%で10時間、50%の明るさで36時間連続点灯。3段階調光可。USBコード付属。屋内のみ使用可。問い合わせ:スタジオノイ TEL03 5843 0260。
光が当たらない時はプレーンな白で、点灯すると赤く染まる。
紙シェードの模様があるタイプ。まるで和紙のような風合いが点灯すると柔らかい陰影となって現れる。

インゴマウラー社が、クライアントのリクエストによりつくったことが評判となり、製品化にいたった《Koyoo》。インゴ・マウラーの意思を受け継ぎデザインチームを率いるアレクセル・シュミッドによるデザインだ。ベースの光源から直接ランプシェードの紙に光が当たり、その反射で光が広がるという技巧的なところが、“光の魔術師”と称されるインゴ・マウラーらしい。シェードの紙は3種類がセットになっているので、気分やシチュエーションによって変えられる。

製品名には、光が当たって初めて紙の表情がつくられ、見た瞬間「気持ちが高揚する」という意味が込められている。2019年に逝去したインゴ・マウラー自身が、日本のクリエーターたちとの長年の交流があったからこそ生まれたネーミングだ。シェード、ステンレス棒の支柱とベース部分が組み立てなのでコンパクトにパッケージできるのもポータブルであり機能的だ。読書や食事にも充分な明るさが確保できて、使う場所を選ばない万能さがある。

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