September 14, 2024 | Art, Design | casabrutus.com
カーサが注目する、週末の注目イベントをまとめてご紹介。はじまったばかりの展覧会から会期終了間近の展覧会まで、チェックしてみましょう!
●【ヴェネツィア】『HOMO FABER』(~2024年9月30日)
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工芸技術の存続とクリエイターの支援を目的に創設されたミケランジェロ財団が主催する『ホモ・ファベール』。その第3回目がヴェネチアで9月30日まで開催中です。
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スイスの高級時計製造メゾン〈ヴァシュロン・コンスタンタン〉は2022年開催の前回に引き続き、2019年からパートナーシップを結んでいるパリの〈ルーヴル美術館〉と一緒に『HOMO FABER 2024(ホモ・ファベール 2024)』に出展。それぞれが持つ、優れた手業を披露した。
●【神戸】『VAGUE KOBE presents Mame Kurogouchi Fall Winter 2024 “Fragments” POP UP』(〜2024年9月16日)
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黒河内真衣子が手がける〈Mame Kurogouchi〉の関⻄初のポップアップが、柳原照弘が2023年にオープンした〈VAGUE KOBE〉にて4日間の期間限定で開催。
●【東京】『DIALOG AROUND FURNITURE FUMIKO SAKUHARA meets 3 PHOTOGRAPHERS』(〜2024年9月23日)
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9月13日から23日まで、西麻布の〈Karimoku Commons Tokyo〉にて、日本を代表する木製家具メーカー〈カリモク家具〉の新たな魅力や、家具と人との新しい関係性に迫る写真展が開催される。
●【東京】『織田コレクション 北欧モダンデザインの名匠 ポール・ケアホルム展 時代を超えたミニマリズム』(〜2024年9月16日)
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ポール・ケアホルムは20世紀デンマークを生きた異才の家具デザイナー。今回の展示は椅子研究家、織田憲嗣のコレクションからケアホルムの主要作品を網羅するもの。彼を本格的に紹介する、日本の美術館では初めてのものになる。会場構成は建築家の田根剛。「Less is More」のデザイン哲学を体感できる。
●【東京】『髙田賢三 夢をかける』(〜2024年9月16日)
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2020年10月、髙田賢三がパリ郊外で亡くなったというニュースが世間を驚かせた。髙田が立ち上げたブランド〈ケンゾー〉は現在、NIGO®がアーティスティック・ディレクターを務めることで知られる。三宅一生、川久保玲、山本耀司、阿部千登勢ら、世界的に活躍する日本のファッションデザイナーに先駆けたパイオニアの功績はどのようなものか。作品を通じて、その世界観を掘り下げる展覧会が〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開催中だ。
●【東京】グッチ日本上陸60周年記念展『Bamboo 1947: Then and Now バンブーが出会う日本の工芸と現代アート』(〜2024年9月23日)
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今年は〈グッチ〉が日本に上陸して60周年。それを記念して、アイコンのひとつ、ヴィンテージの《グッチ バンブー 1947》を、6組の日本人現代アーティストと伝統工芸作家が蘇らせた。その記念展がグッチ銀座の6、7階〈グッチ銀座 ギャラリー〉で開催されている。
●【東京】『平田晃久―人間の波打ちぎわ』(〜2024年9月23日)
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建て替えが決まった〈練馬区立美術館・貫井図書館〉の設計者となる建築家、平田晃久。その彼の個展が建て替え前の〈練馬区立美術館〉で開かれています。彼のこれまでと、これからを概観できる展覧会です。
●【京都】『美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-』(〜2024年11月24日)
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大きな注目を集めた、あの「春画」展から8年。京都の〈細見美術館〉に再び春画が帰ってきます。日本の美術館では初公開となる葛飾北斎の幻の名品や、喜多川歌麿の1メートルもある大作、一点物となる「肉筆春画」など約70件の作品が揃います。
●【東京】『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』(〜2024年9月23日)
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9月23日まで、〈東京ステーションギャラリー〉にてオリベッティのグラフィックも手がけたベルギー人アーティストの回顧展『空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン』が開催中。
●【京都】『エリザベス・ペイトン:daystar 白露』(〜2024年9月24日)
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京都最古の禅宗寺院の塔頭、〈両足院〉でエリザベス・ペイトンの個展が開かれます。日本でまとまった数の作品が見られるのは7年ぶり。秋の京都で現代美術を味わってみませんか?
●【神奈川】『舟越桂 森へ行く日』(〜2024年11月4日)『名作コレクション+舟越桂選』展(〜12月1日)
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開館55周年記念として、2024年に逝去した舟越桂が最後まで企画に携わった展覧会が開催中。また『舟越桂 森へいく日』展の関連として、舟越桂とゆかりのある現代作家の作品を選りすぐり展示する『名作コレクション+舟越桂選』展(〜12月1日)が開催されている。現代へと続く、彫刻の展望を見ることができる機会となっている。
●【東京】『ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~』(〜2024年9月24日)
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東京・六本木の〈東京シティビュー〉 にて、『ポール・マッカートニー写真展 1963-64~Eyes of the Storm~』が開催中。ポールが撮った写真から鮮明に浮かび上がる、ビートルズの魅力と、彼らが21世紀のカルチャーやアートに与えた影響を深掘りします。
●【東京】『1989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に-』(〜2024年11月4日)
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〈designshop azabu〉にて『1989 内田繁デザイン展 -ディア・ベラ復刻と共に-』展が開催。2023年、〈内田デザイン研究所〉が〈ホテル イル・パラッツォ〉をリニューアルした際、内田と20世紀を代表するイタリア人建築家アルド・ロッシへのオマージュとして復刻した《Dear Morris》(1989年、ホールクロック)など、内田がこのホテルのために手がけたさまざまなプロダクトを紹介する。
●【東京】『SIDE CORE 展|コンクリート・プラネット』(〜2024年12月8日)
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ストリートをテーマの一つに活動しているSIDE CORE。彼らは都市の表層だけでなく、その下にある見えないものにも意識を向けています。〈ワタリウム美術館〉で開かれている個展『コンクリート・プラネット』は独特の構造を持つ同館の建物を縦横無尽に使ったもの。彼らが都市に向ける眼差しとは?
●【東京】『開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ』(〜2024年11月10日)
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社会の小さな声に耳を傾け続けてきた現代アーティスト、開発好明(かいはつよしあき)。30年以上のキャリアを持つ彼の大規模個展が、11月10日まで〈東京都現代美術館〉で開催される。個人と社会の対話を紡ぐ、そのアート哲学とは。
●【東京】『「オバケ?」展 』(〜2024年9⽉29日)
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絵本、落語、アニメなど、ジャンルを超えた「オバケ」に会える展覧会が立川市の〈PLAY! MUSEUM〉で開催中。アートディレクションを務めた髙田唯さんに案内してもらいました。
●【東京】『田名網敬一 記憶の冒険』(〜2024年11月11日)
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日本を代表するアーティスト、田名網初の大規模回顧展『田名網敬一 記憶の冒険』が、11月11日まで、〈国立新美術館〉にて開催中。
●【兵庫】『Yuichiro Noda ー from to』(〜2024年9月30日)
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デザイナー柳原照弘がアトリエを構える神戸〈VAGUE KOBE〉。カフェやブックストアも備えるユニークな空間のギャラリースペースで写真家・野田祐一郎の展覧会『from to』が開催中。
●【青森】『かさなりとまじわり』(〜2024年9月29日)
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青森県で開かれている「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」のメイン企画として、「かさなりとまじわり」展を開催している。〈青森県立美術館〉の建物は隣接する三内丸山遺跡を彷彿させる土の壁と床が特徴だ。そんな歴史や自然と人間とが「かさなり」「まじわり」ながら新しいエネルギーが生まれてくるような展示となっている。
●【新潟】『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024』(〜2024年11月10日)
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今年で25年目になる「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。今回の新作も見逃せないものばかり。世界各国から里山に集まってきたアートを紹介します!
●【ロンドン】『Serpentine South』(〜2024年10月27日)
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今年のサーペンタインパビリオンはチョウ・ミンスク。韓国人として初めて選出された。伝統家屋の中庭「マダン」から着想を得たというヴォイドを中心に、5つの建物が放射状に配置されたデザイン。
●【東京】『Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡』(〜2024年10月14日)
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1999年の初期〈ぱふゅ〜む〉結成から今年で25周年を迎える音楽ユニットPerfumeのこれまでを振り返り、ステージや映像での3人を追体験できるエキシビション『Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡』が東京・虎ノ門の〈TOKYO NODE〉で開催中。テーマパークのような楽しさに夢中になれる。
●【神奈川】『フィリップ・パレーノ:この場所、あの空』(~2024年12月1日)
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〈ポーラ美術館〉で大規模なインスタレーションを展開しているフィリップ・パレーノ。フランスを代表する現代アーティストの個展は周囲の環境とも呼応するものです。展覧会のため、来日したパレーノに聞きました。
●【パリ】『Yasuhiro Ishimoto−Des lignes et des corps』(〜2024年11月17日)
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日本の視覚文化史を変革した写真家、石元泰博の回顧展がパリのアートセンター〈ル・バル〉で開催中です。
●【ヴェネツィア】『Zeng Fanzhi: Near and Far/Now and Then』(〜2024年9月30日)
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中国を代表する現代作家の曾梵志(ゾン・ファンジ)がヴェネチアで個展を開催中。話題を呼ぶ展覧会の会場構成を手がけたのは建築家、安藤忠雄です!
●【デンマーク】『Socle de Monde Art Festival 2024』(〜2024年11月24日)
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ヴェネツィア・ビエンナーレを始めとして、2年あるいは3年ごとに開かれるアートイベントが世界各地で盛んな中にあって、デンマークの小さな祭典は少し特殊かもしれない。もともとは畑ばかりだったという土地に、なぜアートが芽吹いたのかを探って行くと、ひとりの起業家に辿り着いた。
●【大阪】tupera tupera『あなたも愉快な生きものだ!展』(〜2025年1月13日)
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“生きているミュージアム”をキャッチフレーズにした大阪・吹田市の体験型ミュージアム〈ニフレル(NIFREL)〉で、絵本を中心に活動するユニット、tupera tupera(ツペラ ツペラ)が企画展を開催中。デザインチームのminna(ミンナ)が手がける空間デザインも、見どころのひとつです。
●【福岡】『藤本壮介展―太宰府天満宮仮殿の軌跡―』(〜2025年8月31日)
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太宰府天満宮御本殿の改修中に、参拝者を迎える「仮殿」の設計を担当した建築家・藤本壮介。3年限りの藤本建築を紹介する展示が〈太宰府天満宮宝物殿〉で開催中。
●【東京】『ロナン・ブルレック~この手が覚えていること The hand remembers~展』(〜2024年9月29日)
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8月31日から9月29日まで、伊勢丹新宿店本館2階〈イセタン・ザ・スペース〉にて「ロナン・ブルレック~この手が覚えていること The hand remembers~」展を開催する。
●【ヴェネツィア】《Peace Crystal》(〜2024年10月7日)
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2024年6月、ビエンナーレが開催中のヴェネチアで、現代美術家の森万里子の新作《Peace Crystal》が公開された。これは6つの大陸にサイトスペシフィックな作品を恒久展示するという壮大な計画のひとつだ。今回のヴェネチアでの活動について森自身に語ってもらった。
●【青森】『野良になる』(〜2024年11月17日)
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〈十和田市現代美術館〉の企画展示室では「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」のメイン企画として『野良になる』展が開催中だ。「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」の共通テーマ「つらなりのはらっぱ」から浮かび上がる“人間と自然との交わり”をさらに一歩進めて、気候変動など環境について考えるためには自然を描くだけでなく、人間のあり方そのものを考え直すことも必要ではないか。展覧会タイトル「野良になる」にはそんな思いが込められている。
●【香川】《Ring of Fire-ヤンの太陽&ウィーラセクタンの月》
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家プロジェクトのある直島・本村地区で18年ぶりの新作。ヤン・へギュとアピチャポン・ウィーラセタクンが昼と夜それぞれ、同じ空間にインスタレーションを展開する。
●【香川】『シンガポール美術館協働企画 ベネッセ賞受賞アーティスト作品展示』(〜2025年1月5日)
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〈ベネッセハウス ミュージアム〉では、シンガポール・ビエンナーレでのベネッセ賞受賞アーティストの作品を展示する。4名の現代アーティストが空間に合わせて再構成した作品や直島の人々との協力により制作した新作は見応え十分だ。