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【金沢】クリエイターが語る、今注目のカフェ6選|カフェ街ダイアリー

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June 18, 2024 | Food, Travel | カフェ街ダイアリー

歴史ある街のカフェには、それぞれのカラーがあるものです。今回は「金沢」の街に縁の深い、文筆家の川口葉子さんが、今注目のカフェを語ってくれました。

カルチャー発信地として賑わうカフェが続々。(川口葉子)

〈四知堂 kanazawa〉町家を改修し、2020年に開業。「台湾と金沢、過去と現在の魅力が融合した場所で台湾の味が気軽に楽しめる」(川口葉子さん)。石川県金沢市尾張町2-11-24 TEL 076 254 5505。11時〜15時、土曜・日曜・祝日8時~15時。夕食営業・木〜日曜18時~22時30分。水曜定休日。

本の取材のため、石川県金沢市に長期滞在。風情ある街の佇まいと文化、食の豊かさに魅了されたという文筆家の川口葉子さん。

「金沢は加賀藩の時代から茶の湯が庶民にも浸透し、現在も茶道が盛んです。古民家カフェの何げないしつらいに茶の湯の美意識を感じることがあります。また、最近は工場や倉庫、町家などを改装し、工芸やアート、本などに触れられるカルチャー発信地として機能しているカフェが増えている印象です」

九谷焼や輪島塗、金沢箔など工芸王国でもある金沢。その一面にも変化が出てきたという。

「これまでは、伝統工芸の比重が圧倒的に大きかったのですが、美術館やギャラリーの誕生とともに近代アートが少しずつ街の人々に親しまれるようになりました。こういった伝統工芸と現代アートの融合もカフェの見どころの一つかなと思います」

〈あうん堂本舗〉金沢のブックカフェの先駆的存在。「能登の〈二三味珈琲〉のほか、〈中川ワニ珈琲〉の豆を使ったコーヒーが飲めることも」(川口葉子さん)。石川県金沢市東山3-11-8 TEL 076 251 7335。10時30分〜19時。火曜〜木曜休。

川口葉子

かわぐちようこ 文筆家。20年以上にわたり日本各地のカフェを取材。カフェやコーヒーにまつわる書籍の刊行、執筆などを行う。著書『喫茶人かく語りき』(実業之日本社)ほか、2022年に『金沢 古民家カフェ日和』(世界文化社)を発売。Instagram: @yohko_kawaguchi

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