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小寺慶子のレストラン予報|麻布十番〈MIXTEKO TOKYO〉

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May 15, 2024 | Food | RESTAURANT FORECAST

多幸なタコスコースに気分が高揚するでしょう。

フィデオセコ(写真の料理は9,400円のおまかせ8品コースの一例)。北海道産鹿肉の炭火焼き。

二千年以上の歴史を持つメキシコ料理の代表格といえばタコス。メキシコ人にとって正真正銘のソウルフードであるタコスをはじめ、伝統的なメキシカンの多様で自由な魅力をコースで楽しめるのが〈MIXTEKO TOKYO〉だ。

店主のカルロス・ソラナさんは、メキシコ南部のオアハカ出身。料理人としての幅を広げるために、アメリカ・ナパヴァレーの有名イタリアンやイノベーティブレストランで働いた。日本で自身の店を開こうと思ったのは、土地や季節によってさまざまな食材にめぐり合う喜びを知ったことも大きいが、料理は日本人好みに寄せることなく本場の味で勝負する。

9,400円のコースは8品が登場。パリッとした生地の食感が楽しいトスターダはイラという魚をのせ、自家製イカスミマヨネーズとサルサで。マヤ文明の頃から伝わる豚肉料理・コチニータが主役のタコスにかぶりつけば、肉の旨みとサルサヴェルデの辛み、酸味が一体に。折れたパスタをソースで煮込むフィデオセコなど、陽気で新鮮な食体験に心が躍る。

オープンは3月1日。トルティーヤももちろん手づくり。毎週火曜の夜は、好きなタコスを2種と1ドリンクを3,000円で提供するタコナイトを開催。

〈MIXTEKO TOKYO〉

東京都港区麻布十番2-7-11 VERTEX AZABU 3F TEL 03 6722 0230。18時~20時最終入店(金・土・日のみ11時30分~15時も営業)。月曜休。

小寺慶子

こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。趣味は肉旅(ミートリップ)と酒場で食べ物回文を考えること。「独活でスタミナ満たすで!どう?」(旬の野菜は栄養豊富)

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