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岡山・倉敷の美観地区で、デニムをアートとして再定義する展覧会が10月の三連休に開催。

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September 26, 2023 | Design, Art, Fashion, Travel | casabrutus.com

歴史ある建築様式が残る白壁の街、岡山県倉敷市の美観地区。ここでデニムをテーマにしたアート展『セト インランド リンク』が開催されます。原宿のヴィンテージデニムの立役者や韓国アイドルも参加する、その中身とは?

〈大原美術館〉からも徒歩圏内に建つ〈旅館くらしき〉は、1957年創業。江戸時代に老舗砂糖問屋の蔵屋敷として使われていた建物を児島出身の建築家・浦辺鎮太郎が改装。ロゴは染色家の芹沢銈介が手がけ、長い歴史の中で数々の文豪たちに愛されてきた。

「デニム加工はアーティストが白キャンバスに絵を描くのと同じ、クリエイティブな活動である」。こう語るのはアート展『セト インランド リンク』を主催する倉敷市児島のデニム加工製造会社・癒toRi18代表の畝尾賢一氏だ。デニムの価値向上と地域活性化を目的とした同展では、デニムを工業製品としてではなく美術的な視点から再定義。県が誇る伝統的な景観を舞台に、国内外から招致したクリエイターやアーティストたちとともに、加工工場や地元の学生たちの作品が一堂に会する。

1着500万円の値がつく、年代もののデニムジャケット。藤原裕は店頭に立ちながら、ヴィンテージデニムのアドバイザーとして、多岐にわたるデニム事業に携わっている。〈ベルベルジン〉ではこうした希少なデニムを取り扱っており、海外からの来客も多い。

展示会場は美観地区の歴史ある建造物3会場。〈児島虎次郎記念館〉は2024年度末のオープンを目指し準備中の〈大原美術館〉の新館で、ここでは原宿の老舗古着屋〈ベルベルジン〉のディレクター・藤原裕がセレクトした総額700万円を超えるヴィンテージデニムと癒toRi18の職人達がそれらを再現したリプロダクトデニムが並べて展示される。超新星からSUPERNOVAへと改名し音楽の分野でも活動する傍ら、アート制作にも力を注いでいるゴニルは、「デニムと人との距離感」をテーマに新作を〈旅館くらしき〉で披露する。

美観地区の入口に佇む〈倉敷物語館〉では、「ここのがっこう」出身の若手アーティスト津野⻘嵐と八木華が、デニムの生産過程で生まれる廃材を使って制作した作品を展示。さらに小木”Poggy”基史が出演し、倉敷の魅力的なモノや場所、コトを紹介するオンラインエキシビジョンなど、さまざまなプログラムが用意されている。

癒toRi18で行う、シワの形状記憶、立体加工の様子。ヴィンテージデニムの特徴をどう再現したのか、ノウハウやテクニックも展示されるという。

展覧会のコンセプトは「“デニム”が紡ぐ多様な個性」 。歴史ある建造物と、新たな可能性を秘めた現代的なデニムアートが織りなす幅広い個性に目を向けてほしい。

『セト インランド リンク』

2023年10月7日〜9日。 9時30分〜20時(旅館くらしきは19時まで、最終日は3館すべて19時まで)。会場は〈児島虎次郎記念館〉(岡山県倉敷市本町3-1)、〈旅館くらしき〉(岡山県倉敷市本町4-1)、〈倉敷物語館〉(岡山県倉敷市阿知2丁目23−18)。入場無料。

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